「どうして、日本酒を海外発送しているお店がないの?」

この質問、大変よく承ります。
実際、お店をかなり探してみましたが海外発送を行っているお店を見つけることができませんでした。
「ワインは個人で輸入できるのに、なぜ日本酒は送れない…」とふつふつと湧き上がる疑問に、調査を試みてみました。



禁制品である  ここで解答がでてしまうわけですが、そうなんです、アルコール類は禁制品のため、
                あらゆる輸送手段で持ち出すことを禁じられているのです。
                国際郵便条件表に禁制品リストをご覧下さい。



ただ、そんな中、日本産清酒輸出機構という機関があり、世界の国々で普及活動が行われ、
実際に海外へ日本酒を送り出しているのも事実です。
そこで、その日本産清酒輸出機構に名前のあった酒蔵へ個人的な発送は受けていないか問い合わせてみました。
回答は以下の通りです。


A酒蔵
「個人向けにお酒の海外発送は可能かという件のお答えですが 今のところ答えは“No”です。
私共で海外で試飲会をする時やむを得ず、(全部手持ちであると重いので)郵便局の EMS,SAL等で何本かを送る場合がありますが
これはどこの郵便局でも認められている 事では 無いと思います。ヤマトや佐川などの宅急便やでもまだ酒は取り扱っていないと思い ます。
輸出として港から手続きを取って送るのではなく、個人海外発送は結論から言って今 のところ公に認められている手段はないと言えると思います。」


B酒蔵
「お問合せ頂きました件ですが、ご存知かもしれませんが酒類の輸出となりますので当然税関にて通関手続きが必要 となります。
もちろん酒税を徴収されます。これは個人で送っ た場合でも本人もしくは受取人が払うこととなるでしょう。
又各国でお酒の取り扱いについてはTAXを始め条件が異なって 来るでしょうからその辺りはよく調査された方がよろしいかと 存じます。
御社がお取り扱いされる場合でしたら酒類販売免許が必要 かと存じますので免許をお持ちでないならば免許を取得される必要がございます。
弊社の場合HPでもご覧頂いたようにUSへの輸出を行っており ますのでUS国内に限りましては現地でのお取扱店をご紹介する事が
お客様に対しましてももっとも入手しやすい方法となり ますので現在のところ日本からの直接発送業務は行っており ません。」


C酒蔵
「ご存じのように、海外へのお酒の発送については、個人消費用については緩やかな 国もある一方、受取人に輸入ライセンスが無ければ
送れない国もあるなど、国により 事情は様々です。(ちなみに日本は、個人用については輸入受け入れが緩やかな国に 属すると思われます。)
弊社では個人様向けの発送を、個別のご要望に応じて過去に行った事例集がござい ますが、現在の法規の下でどの国が、どのような
用途の場合、どの程度の数量が可能 か、といったことを系統的に把握してはおりません。ただ、日本酒の海外発送のご要望が多いということ
ですので、過去の事例の整理と 共に新しい情報の収集に努めてみたいと存じます。対応可能な内容が(限定的にで も)固まりましたら、
またご連絡さしあげます。」



アメリカ・ニューヨークでは、日本食のブームと共に、そのレストランで出される日本酒がブームとなりつつあります。
これはニューヨークに限ったことではないと思われます。この世界の需要を受けて、海外へ個人向けに発送できる術が開かれればなと思うところです。
すみません、わたしもまだまだ勉強不足で、国や発送方法は特定できませんが、C酒蔵の回答にありますように、
全ての国への発送が絶望的というわけではなく、なんらかの手段で(もちろん正規の手段で)発送できるのかもしれません。
C酒蔵の回答を待ち、こちらでも情報を収集しつつ、発送可能な国への対応が整いましたら、サイトにてすぐにお知らせ致します。